残薬調整するとお薬代が安くなります。

 

今日は、薬局での大切な仕事の一つ　『残薬調整』について紹介したいと思います。

 

 

〇残薬調整とは？

ついついお薬を飲み忘れてしまい手元にお薬が残ってしまうことがあると思います。

特に1日3回の薬や、食前に服用する薬はどうしても飲み忘れてしまう事があります。

 

飲み間違いや飲み残しがなかったとしても、長期間の入院だったり、長い通院生活の中で、診察予定日よりも早く受診することもあり、徐々に手元に薬が溜まってくることがあります。

 

そんな時は、手元にあるお薬（＝残薬）を薬局にお持ちいただくか、お薬の数を数えてもらって、次の診察日までに必要な日数を計算して、処方箋に書いてある処方日数を必要な日数分に調整することができます。

 

これが残薬調整です。

 

〇よく残薬になりやすいお薬

・1日3回服用のお薬（どうしてもお昼に外出していたりするので、お昼分のお薬の飲み忘れが多くなります。）

・便秘薬・吐気止め・痛み止めなど　必要な時にだけ服用するお薬

・長期間続けて服用している薬（受診日のズレなどで積み重なって薬が少しずつ手元に溜まっている事が多いです）

・食前・食間に服用する薬（飲み忘れた時に食後に服用しても大丈夫なお薬もあります。薬剤師にご相談ください）

 

体調がすぐれなくて、急に受診できないこともありますので、予備として3日～10日分ほどは手元に置いておくのも良いですが、2週間以上お薬が手元に残るようになってきたら

 

ぜひ薬剤師にご相談ください。

 

飲み忘れを指摘されて、先生に叱られるのではないか？と不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、

薬剤師がきちんと医師に連絡をしますので、ご安心ください。

 

飲み忘れているお薬を　服用しているように装っても　ご本人様の体調にもよくないですし、お薬代もかかりますので、お財布にも優しくありません。（残薬調整することで、お薬代がお安くなることがあります）

 

 

手持ちのお薬が増えてきたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。

 

 

 

 

気が付けば年が明けて　2月になっていました。

本年もグループ一同　何卒宜しくお願いいたします。